月別アーカイブ: 2012年12月

民主党はくじけるな

「旧来の保守政党(自民党)が大幅に議席を伸ばし、極右政党(日本維新の会)が躍進する一方で、リベラルな政権政党(民主党)は、大幅に後退し政権を失った。」

これが、外から見た今回の総選挙であろうか。

すでに自民党は、憲法を書き換え、正式な軍隊を持つことを射程に入れているだろう。
維新の会が同調するのは、目に見えているので、このチャンスを逃すはずはない。
普天間の米軍基地は辺野古に移し、将来は県外移設と言っておけばごまかせる。
原発は再稼動し、将来は縮小すると言っておけばごまかせる。
勝てば官軍である。

しかも、これらすべては、来年の参院選後の話で、それまでは国民を刺激しない。
今はひたすら景気、景気と言ってごまかしている。
国民もなめられたものだ。

自民党の得票率は民主党の2倍に過ぎないのに、300に近い議席をとり、これからやりたい放題である。
選挙の大勢が判明した夜中に、「朝まで生テレビ」の特番をやっていた。
自民党の議員が「小選挙区制だとこうなるんだよ」と他人事のように嘯いていた。
最初の小選挙区制は、田中内閣の前後のころではなかったか。
当時、小政党の議席を奪い、大政党が独占するということで、反対が多かった。
要するに自民党が安定した絶対多数を維持するために、強引に導入したのだ。

これで、自民党でなければ政権を運営できない、などと思ってはいけない。
それこそ自民党の思うつぼである。

自民党に政権を長い間独占させていたから、政権交代が困難になったのである。
民主党はくじけず、野党として自民党に勝手なことをさせないようにして欲しい。
今、自民党を止められるのは、民主党しかいない。
そうすれば、再び政権交代への道が開けてくるだろう。

東京を取り戻す

運転免許の更新に、都庁を訪れた。
用向きで行くのは初めてなので、第2庁舎へ行くのに迷ってしまった。
それにしてもこの荒涼とした感じは何なのだろう。

人間に対する優しさとか温かみとかいうのが、この都庁からは少しも感じられない。
居丈高な建物のせいばかりでもなさそうだ。
そう、つい先日まで、石原慎太郎氏が君臨していたのだ。
この元の主(あるじ)の性格を正直に反映しているのだろう。

今回の都知事選挙は、東京を都民に取り戻す戦いなのかもしれない。
石原慎太郎氏の子分の猪瀬直樹氏を都知事にしても、何も変わりはしない。

宇都宮健児氏を都知事にしよう。
目くらましにも似た他の候補者に惑わされてはいけない。
反猪瀬票を分散させるために立候補する候補者もいるのだ。

猪瀬直樹氏を推す自民党の宣伝文句を逆手にとろう。
「東京を取り戻す」

勝ち誇る自民党

自民党の安倍総裁が、テレビコマーシャルで「日本を取り戻す」と言っている。

演説に慣れない人のようで、聞きとりにくいのだが、確かにそう言っている。
意味がよくわからない。
ああ、また言葉のすり替えをやっているようだ。

正確に言うと、「自民党が日本の政権を取り戻す」ということだ。
まるで、「日本国民が民主党政権から日本を取り戻す」と思わせたいようだ。
ここでも、自民党の立場を日本の立場にすりかえている。

このような国民を欺く言葉遊びはやめたほうがよい。

「朝まで生テレビ」をのぞいてみた。
自民党の世耕氏が、まるでもう政権をとったかのように発言していた。
視聴者に自民党政権になるんだぞと思わせ、票を集めたいのだろう。
公明党の出席者まで同調していた。

選挙戦術の一環だとしても、これも国民を欺く傲慢さだ。
まるで「わが世の春」のような自民党だが、選挙が終わったわけではない。

右傾化

日本は右傾化するのか。

自民党の安倍氏は昔からタカ派で知られている。
「国防軍」なんて、昔から考えていることを口にしたに過ぎない。
最近、金正恩とだぶって見えることがある。
世襲の御曹司が、なめられないように肩を怒らし、こわもての発言をする。

維新の会の石原慎太郎氏も似たようなものだ。
富裕な家のボンボンが、ワルを気取って、小説など書いてみた。
それに飽きてきたら、マルローでも気取ったのだろうか、政治家を志した。
政治家で上を目指せなくなると、都知事になり「国家元首」を気取ってみた。
それにも飽きて、暴走し、また国政の見果てぬ夢を見る。
マルローは一流の作家だが、亜流はいつも三流だ。

維新の会の橋本徹氏は語るのもうんざりする。
テレビタレント上がりの弁護士の、要するにタレント人気の政治家志望だ。
選挙前で、利口に振舞うのを覚えたのか、タカ派的発言は控えているようだ。
本質は小児的独裁者だ。

ことばで庶民の味方のようなことを言っていても、彼らには庶民の感覚はわからない。
3人とも、国民から遠いところにいる人々である。

それでも右傾化も結構というのが世論なのか。
走り出した右傾化は止まらなくなり、戦後民主主義を押しつぶすだろう。
ファシズムはいつも笑顔でやってくる。

猪瀬直樹氏を都知事にしない

東京都知事選が告示され、選挙運動が始まった。

元副知事の猪瀬直樹氏が有力候補のようだ。
自民党、公明党、維新の会が推しているらしい。

わたしが都知事になってもらいたいのは、世田谷区長の保坂展人氏だ。
以前、社民党の時代に、街頭演説の帰りだろうか、仲間と駅前のコーヒー店で休憩しているのを見かけたことがある。
その普段着の雰囲気に好感を持った。
今回は無理でも、次には立候補して欲しい人だ。

石原慎太郎元都知事が職を放り出す時に、猪瀬直樹副知事を指名したのを思い出す。
都政ばかりか国政まで荒らしまわって、辞める時に後継を指名するなど、何様と思っているのだろう。
当たり前の話だが、都知事は東京都民が投票で決めるのだ。

石原慎太郎氏の指名した猪瀬直樹氏には都知事になって欲しくない。
東も西も維新の会に牛耳られるなど、冗談ではない。
橋本徹氏は、「嫌なら東京から出て行け」と言うかもしれない。
東京都民は、せめて良識の意思表示をしよう。