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近頃のテレビ

近頃のテレビを見ていてうんざりするのは、お笑い芸人の過剰である。

製作者にとっては、トークができるので何かと重宝しているのだろうが、少し過剰ではないか。
お笑い番組だけでなく、いたるところに顔を出す。
しゃべるのがうまくなくても、話を聞きたい人がいる。
彼らはいっそう口を閉ざし、お笑い芸人だけが饒舌さを増す。

サッカーの試合中継でも、知った顔の芸人コンビが仕切ったりする。
先輩芸人が出てくると、急にかしこまって、丁寧な口を利く。
これはいったい、何の番組だろうと思ってしまう。
元サッカー選手たちは、しゃべり上手ではないが当たり前である。
わたしはそんな人たちの話を聞きたいのに、お笑い芸人が面白おかしい話で邪魔をする。

まるで、いっぱしの読書家気取りで、本の紹介をする芸人まで出てくる始末だ。
お笑い芸人と言ったが、芸らしいものに磨きをかけている様子もない。
プロダクションが過剰な芸人に仕事を与えるために、いろいろなことをやらせているに過ぎない。
文庫本まで出版しているのには呆れ返る。

ニュース番組にまで顔を出し、いっぱしの評論家気取りまでいるようだ。
話上手なのはよいことだが、そこばかりでは、大事なものが見えてこないだろう。

こんなだから、傲慢な芸人はますます傲慢さを増す。
特に大手の吉本興業にそんな芸人が多い。
ある歌番組で司会する芸人コンビには、歌手に対する尊敬の念が感じられない 。
歌手だけでなく、役者、スポーツ選手など、他の仕事に対する敬意に欠けている。
それが売りなのだろうが、傲慢な態度は見ていて不快である。
大物を気取ったチンピラと、芸術家気取りのコンビだ。
彼らがCMに出てくるのも不快である。
オリンピック招致の新聞広告にでていたのには、唖然とした。

少し前に、やたら番組をひとりで仕切っているような芸人がいた。
その傲慢さの裏には、暴力団とのつながりがあった。
すでに引退させられたが、彼ひとりではあるまい。

こんな時代は、テレビを消して、本でも読むに限る。